株式投資を始めた大学生のはなし#2 ~高配当株投資ってなに?~
皆様こんにちは!
ブログを始めたのでついでにTwitterも新しくアカウントを作りました!
Twitterでは実際に保有している銘柄や新しく買った株の紹介、損益の状況などの報告をしていくのでぜひチェックしてみてください!(ID:@mito_sisanka)
それではさっそく今日の本題「高配当株投資」について解説していきます!
そもそも「株」ってどうやって儲けるの?
株で利益を得る手段はいくつかありますがまず思い浮かべるのは株価の変動に応じて取引をし売却差益(キャピタルゲイン)を得る手法だと思います
1株を100円で買って150円で売る→50円の利益
こんなイメージを持ってるとおもいます
それともうひとつ、配当金を受け取る(インカムゲインを得る)という手法があります
これがまだあまり浸透していないという印象があります
「配当」とは何か?
「配当」とは企業が得た利益の一部を株主に対して還元することを指します
基本的には現金で支払われ1株につき○○円を配当金として還元することを株主総会で決議します
一部とされるのは、もし利益のすべてを配当に回してしまうと翌年以降の会社の運営のために投資することができず、会社自体が成長できなくなってしまうからです
株主となった皆さんは持っている{株数×○○円}を年に1~2回もらえます(正確には利益に対して約20%が税金として引かれるのですが、今回は簡単に説明するために税金及び手数料については省略して解説していきます)
じゃあどんな株を買えばいい?
例として1株の価格(株価)が1000円の株式Aと株価が2000円の株式Bがあるとします
今年の1株あたりの配当がAは10円、Bは20円出ることが決まりました
皆さんならAとBどちらの株を買いますか?
なんとなくBを買ったほうが10<20なのでお得そうですね?
しかしこの場合ではA,Bどちらの株を買っても‟利益に差はありません’’
AでBと同じ20円の配当をもらうためには{株数×10円=20円}になればいいわけですから必要な株数は2株ですね
ではAを2株買うのにかかるお金は?
そうです。2000円です
つまりAもBも同じ2000円投資すれば20円が還ってくるのです
言い換えるとAもBもそれぞれ買った額に対して同じ1%がリターンとして還ってくるということです
(ちなみにこの1%が「配当利回り」というやつです)
では、それぞれの株価はそのままでAの株式の配当が1株あたり15円になったらどうですか?
Aの利回りは1.5%になりましたね
Bの利回りは1%のままなのでこの場合はAの株のほうがより多く利益を得られることになるのでAを買ったほうが有利(お得)ということになります
「高配当株投資」はこんな感じで相場よりも配当利回りの高い株を買うことでより効率的にお金を増やしていこうといった考え方になります
極端な例えではありますが、1年間で0.1%しか増えない株と10%増える株だったらその差は明白ですよね
だから配当利回りの高い株を買っていくことが重要なんです
高配当株投資のメリット
一般的に言われている高配当株投資のメリットは
・株価の変動に左右されにくい
・すでに成熟し安定した企業であることが多い
・配当の再投資で複利効果が得られる
といった点が挙げられます
高配当株投資を行う際は、配当が出ている間は基本的には売却せずに持ち続けて行くことになるので、株価が下がって含み損が出たとしても損失を確定することなく配当で収支をプラスにすることができます
株価が下落しても元から売却する予定が無ければ含み損に対する精神的負担も軽減され、感情に左右されることなく安定した取引をしていくことができるでしょう
また、株価が急上昇した際には一部を売却するなどしてインカムゲインを得ることもできます
成熟した企業が多いというのは、配当の性質上まだ若く成長中の企業では利益の大部分を翌年以降の投資へ回すことが多いので配当利回りが低くなりやすく、すでに成長し新たな設備投資を必要としないことがほとんどで利益を配当として還元しやすいといったことが理由になります
複利効果というのは投資した元本と配当を合わせて再投資することで翌年以降の配当を雪だるま式に増やしていけるということです
これは本当に大切なことなので後日改めて丁寧に解説していきます
高配当株投資のデメリット
これまでいいとこばかり紹介してきましたが、次はデメリットについてです
まず第一に挙げられるのは、一般的な投資に付随するリスクがあることです
株式はリスク資産ともいわれ株価の下落だけにとどまらず倒産や上場廃止となってしまえば株式で保有していた資産はなくなってしまいます
これについては他のどんな金融資産についても言えることなので、このリスクを背負わない以上利益を得ることはできません
また、企業の業績によっては減配や無配となる可能性もあります
高配当株の銘柄は配当を目的として保有する投資家が多く、減配が確定すると一気に売り出され株価が暴落する危険性があります
そのため定期的に企業の決算などから業績や配当の状況を確認することが大切になります
そしてもう一つ、インカムゲインを狙うということは1年で資産が5倍とか10倍みたいな一攫千金はほぼ起こりません
株に対してギャンブルのような印象を持っていた人にとってはもしかしたらつまらなく感じるかもしれませんが、これはどうしようもない事実です
株の世界(特に長期でインカムゲインを狙うスタイル)では年間で5~10%の利益を安定して取れたら上々といわれるようなところです
それ以上を目指すなら相応のリスクを背負わなければなりません
これは高配当株投資のメリットをまるまる投げ捨ててしまうようなものなのでおすすめはできません
ただ10年後や20年後には投資した額の数倍のリターンを得ることは可能です
理論上は可能というよりも確実といったほうが近いかもしれません
そこが私が高配当株投資をする理由です
高配当株の例
今日本の株式で最も配当利回りが高いのは海運業界です(2022年12月)
商船三井(9104)は株価が約3,300円で予想年間配当は550円と利回りは驚異の16%超えです
次いで日本郵船(9101)は予想配当利回りが約15%、川崎汽船(9107)も予想配当利回りが8%超えと高水準で推移してます
海運業界は来年以降市況が落ち着いていくとの見方もあり、一概にこれらの株に投資すればいいというわけではありませんがPER(株価収益率)なども割安と示しているため資産の一部に組み込んでみるのもありだとは思っていますし、実際に海運株を私も保有しています
おわり
今日は少し長くなってしまいましたが、一般的な高配当株投資についてと私の持論を少しだけ混ぜて書いてみました
配当金を狙った投資のやり方があるんだなって知ってもらえたらそれで充分です
また今回は少し具体的な銘柄も挙げてみましたが、それに投資すれば100%儲かるというものではないので責任はとれませんことあらかじめご理解ください
次はバリュー株投資の考え方について書いてみたいと思います
それではまた👋
株式投資を始めた大学生のはなし#1
はじめまして!
投資で早期リタイアしたい経済学部生のミートです
今後投資とファイナンス分析を行っていくにあたって自分自身へのメモと知識整理を兼ねてブログに書き記していこうかなと思って始めてみました
不定期更新にはなりますが「投資始めてみたいけどよくわからない」「まだ学生だしできない」なんて考えているあなたは私と一緒に投資家デビューしてみませんか?
やや硬めなあいさつはこの辺で本題に入りましょう!
私が今後やっていこうと考えている投資は2つで、「高配当株投資」と「バリュー株投資」です
ひとつ目の「高配当株投資」はあまり投資知識のない人でも何となくわかるんじゃないでしょうか…
そうです。読んで字のまま配当がたくさんもらえる株式に投資をするってことです。1株100円で買って、毎年10円貰うというイメージですね。
ではふたつ目の「バリュー株」って何かというと、企業価値に対して株価が割安になっている株式に投資をするということです。今?が頭に浮かんだ方に超簡単に言い換えると、これから株価が上がってくよっていう株を探して買う投資手法のことです。もっと言うと、「今1株100円で売ってる株が数年後には1株1000円くらいで売れるようになるだろうと予想できるものを100円とか200円のうちに買っておこう」といった考え方のことですね。お金が10倍くらいになりそうですね。なったらいいですね…
とまあこんな感じで考えてるのですが、それぞれのメリットやデメリットについてはまた次回の記事で書いていこうと思います。(今後私が実際に保有している株も公開するかもしれませんが、ルール的にまずそうだったら具体名は出さない方向にします)
読んでくれる方が読みやすいようにと私自身が続けられるような文章量でやっていきますので皆様これからよろしくお願いします!